京都府女性薬剤師会の公式ブログです。
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霧氷で有名な三峰山1235mからの春めいた眺望
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by yes-we-can-2009 | 2011-02-21 09:54 | 趣味
診療ガイドの22年度スクーリング終了しました(2011.2.13)
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   100人に近い受講者と共催メーカーさんのお蔭で盛大に開催できましたこと御礼申し上げます。この機に有利な京都女性薬剤師会へご入会頂きました先生方、ありがとうございました。とりわけスクーリングは新進気鋭で意欲あふれる参加者が多いだけに、会の今後に期待するところ大であります。下記に講演からほんの少しを記します。

① 「子宮頸癌とワクチン」
 検診とワクチン(サーバリックス)接種で予防が可能な癌。細胞診とHPV検査で精度は100%。しかし京都の普及度はワースト5に入る低率。持続効果は20年もあり14~19歳では190億円、20~45歳で490億円の経済効果があるといわれる。
② 「過敏性腸症候群」(IBS)
 この病は高血圧や糖尿病を下らない1200万人の患者がいる。中でも男性に多い下痢型IBSで、普通の下痢止めが効かない、脳・腸相関(ストレス)を断つ新しい型(セロトニン5-HT3受容体拮抗作用)の製剤としてイリボ錠を紹介された。
③ 「神経内科領域における神経障害とコントロール」
 今回は侵害受容性ではなく神経障害性の痛みをとりあげる。これは伝達神経が損傷し長期にわたり痛みだけが残ってしまうものをいう。帯状疱疹後や糖尿病性の痛みやしびれ、坐骨神経三叉神経の痛みなどである。これには疼痛伝達物質の放出を抑えるブレガバリン(リリカCap)が第Ⅰ選択である。非ステロイド型消炎鎮痛薬(NSAIDs)との併用ないしは単独の使用が生活習慣病のQOLをあげる。
④ 「ファブリー病の病態と治療」
 先天性遺伝子異常が原因で細胞内ライソゾームの加水分解酵素(αーガラクシダーゼ)の欠損ないし活性低下による代謝異常症である。不用な糖脂質の細胞内蓄積で四肢疼痛、聴覚低下、角膜混濁、被角血管腫、低∼無汗症、胃腸障害、腎機能障害、心肥大、脳血管障害、精神障害など多岐にわたる。X染色体連鎖による伴性遺伝で問診、酵素診断のみならず女性には病理、遺伝子診断が確定の決め手になる。早期診断で酵素補充療法(レプレガル点滴)が唯一のQOL改善とされる難病である。
⑤ 「睡眠障害の治療と新しい方向性」
 現代は日照と関係なく生活を営める弊害として5人に一人は不眠であり、メタボや糖尿の遠因になっているといわれる。ラメルテオンは体内時計機構(メラトニン活性低下)に作用し生理的睡眠導入を促す原因療法に近い薬剤として現れた。対症療法であるベンゾジアゼピン(BZP)系睡眠導入剤が、GABAa受容体に作用し鎮静・抗不安作用による導入と異なるところである。腎肝機能に気をつければ高齢者のQOLには特に有用である。
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by yes-we-can-2009 | 2011-02-19 00:27 | HP補足