京都府女性薬剤師会の公式ブログです。
by yes-we-can-2009
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『聞いて納得、膵臓がんの話』
c0202290_22434584.jpg中泉明彦先生(京都大学大学院医学研究科教授)
 
 胃の後方にあり、内・外分泌を司る膵臓に出来る腫瘍。出る部位によって(頚部、尾部)は症状が出にくく、早期発見困難。予防に気をつけ(喫煙、暴飲暴食、油こい食事など避け)症状を逃さず適切な検査を受けること。上皮内癌までなら手術可能。膵嚢胞、膵管拡張病変で捉えて細胞診を行うとよい。

膵癌の症状
⁂ 無症状、腹部不快感
⁂ 胆管の閉塞や炎症→黄疸、かゆみ、濃縮尿、発熱、右上腹部痛 
⁂ 膵管の狭窄や膵炎→腹痛、背部痛 
⁂ 膵の機能低下→糖尿病の発症・急性憎悪、下痢 
⁂ 消化管浸潤→食欲不振、嘔吐、体重減少、消化管出血 
⁂ 腫瘍自体による→腫瘤触知、背部痛、腹部膨満 
⁂ 腹膜転移→腹部膨満、腹水、腸閉塞

賢い患者の膵癌早期診断への5つのポイント
 1. 腹部不快感などの症状があれば、膵癌の可能性も念頭に置き、たとえ胃潰瘍などが検出されても、腹部超音波検査を受ける。
 2.超音波検査で膵尾部や膵頭下部などが描出不十分の場合には造影CT、MRCP、EUS(超音波内視鏡)などを受ける。
 3.超音波検査で膵腫瘤がなくとも膵管拡張や膵嚢胞を認めた場合,ERCP膵液細胞診を受ける。 
 4.単純CTでは腫瘍径2㎝以下、造影CTでも1㎝以下の腫瘍は診断困難であることを念頭において、精査または経過観察を受ける。
 5.腫瘍マーカーは早期癌では正常であることが多いことを知っておく。
              
               以上講演より
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by yes-we-can-2009 | 2009-10-06 00:17 | HP補足
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